酒粕倶楽部

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2006年 08月 12日

酒かす大繁盛 「漬物に」人気後押し 京滋の醸造元売り切れ続出

滋賀県や京都府の造り酒屋で、酒かすが品薄になっている。酒かすで野菜を漬ける「かす漬け」の人気が高まっているためで、10年前には年中売っていたが、ここ数年は販売を始めて2、3カ月で売り切れるという。
 大津市の造り酒屋「平井商店」は毎年、約3トンの酒かすを作り、6月末に売り出す。以前は売り切れることはなかったが、3年前からは8月中に完売している。専務の平井享さん(53)は「取り合い状態。京都や大阪からも注文があり、郵送している」と打ち明ける。
 長浜市の酒店「はしもとや」は、県内の造り酒屋の酒かすをインターネット上で販売している。今年も6月末から売り、すでに6種類のうち4種類を完売した。店主の佐野誠一さん(46)は「注文は全国からある。初めて漬ける人も多く、漬け方の説明を求められる」と話す。毎年600キロを予約制で販売している京都市上京区の「佐々木酒造」も「数年前から問い合わせが増えている」という。
 品薄の理由の一つは、日本酒離れで清酒の生産が減少し、酒かすの生産も減っているためだ。平井商店の生産量も、日本酒の生産がピークだった1989年ごろの5分の1ほどだという。
 一方で、かす漬けはちょっとしたブームになっている。かつては主に農家の保存食だったが、塩押ししたキュウリやウリを漬けるだけの手軽さが受け、主婦だけでなく、定年退職した男性も楽しんでいるという。
 昨年、かす漬けを始めた大津市の主婦辻坂久子さん(68)は、今年もキュウリ200本を漬けるために酒かすを24キロ分買った。「簡単で、おいしい。酒かすが無くなると困るので、急いで買いに来た」と話していた。
 県内の造り酒屋51社でつくる県酒造組合連合会によると、各社とも酒かすの問い合わせが殺到しており、「人気は全国的」という。ただ、造り酒屋にとって酒かすは副産物だけに、連合会の宮武嚴夫事務局長は「日本酒の生産が増えれば、酒かすも増えるのだが」と複雑な表情だ。
(京都新聞) - 8月11日10時29分更新
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by sakekasu-cooking | 2006-08-12 13:43 | 酒粕トピックス